2015年4月21日火曜日

「ブラッド・シンプル」

1984年製作のコーエン兄弟デビュー作。
インディペンデント映画ですが
“予算はないけどやりたいことやるぞ!”という
野心みなぎるスリラー映画です。

少々頭でっかちなストーリーと新しい映像感覚など
すでにこの時点できらめく作家性が
ダークに輝いています。

後の代表作「ファーゴ」や「ノーカントリー」への
萌芽がみてとれます。

笑えはしませんが、うごめく思惑と
皮肉なユーモアがそこかしこに漂い
ハッとするような映像マジックと共に楽しめます。

まあ、万人にお勧めできるかは
ちょっと微妙なんですが…(笑)

現在では1999年公開の
よりブラッシュアップしたディレクターズカット版が
DVDで普及しています。




2015年4月18日土曜日

好きな映画監督

「コーエン兄弟」

「映画監督で誰が好き?」と聞かれたら、まず挙げるのが
この兄弟監督です。
忘れもしない、まだ高校1年の映画が好きになってきて
テレビでやる映画は片っ端から見ていた頃。
(今はホントに放送されなくなりましたね。BSではまあまあ
やりますが…さびしいかぎりです。
って言うかCS入って観ろって?(笑)

…で、深夜に放送されたのがこの監督2作目の
「赤ちゃん泥棒」だったんですね。

この出会いが自分には本当に大きかった。
「あ、これは自分のために作られたみたいに感性が
ピッタリくる!」と初めて思えた映画だったからです。
作家性が大爆発してるのにキャッチーで最高に楽しい
アクション・コメディなんですね。

すごいのに全然偉そうじゃない、人生を感じさせるのに
なぜか笑える絶妙なバランス感覚──


“特定のジャンルをひねりの利いた形で表現する”


                      その作品群のほとんどは
                  オフビート・コメディと言っていいでしょう。
“映像の魔術師”なんて初期の頃は言われていました。

“2人で1つの頭脳”なんて言われるくらい考え方や
感性も似ていてケンカもまったくないそうです。
(それってものすごい心強いパートナーですよね)
2人で脚本、監督、編集もします。
今ではアメリカを代表する巨匠監督となっています。


はっきり言ってひねくれた作風です。普通じゃない。
知性があるのにバカバカしい。
人を食ったような残酷な暴力シーンや
人生の無常観も作品によっては突きつけてくるので
人を選びますし、作品の評価や好きずきも人それぞれだと思います。
自分でも「これはイマイチ」ってのも、もちろんあります(笑)


しかし、その感性や作家としてのスタンスにどれだけ影響を受けたか
はかり知れないほど、現在にいたるまで新作を待ち遠しく思える
大好きな映画監督であり続けています。

そんな個人的な愛情を込めて、いくつかイラストを掲載して
いきたいと思いますので興味があったらぜひ観てみてください。



作品リスト
「ブラッド・シンプル」(1984)
「赤ちゃん泥棒}(1987)
「ミラーズ・クロッシング」(1990)
「バートン・フィンク」(1991)
「未来は今」(1994)
「ファーゴ」(1996)
「ビッグ・リボウスキ」(1998)
「オー・ブラザー!」(2000)
「バー・バー」(2001)
「ディボース・ショウ」(2003)
「レディ・キラーズ」(2004)
「ノーカントリー」(2007)
「バーン・アフター・リーディング」(2008)
「シリアスマン」(2009)
「トゥルー・グリッド」(2010)
「インサイド・ルーウィン・デイビス 名もなき男の歌」(2013)



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2015年4月6日月曜日